お墓参りや親戚が集まった際など、線香をあげる機会があります。
しかし線香をあげるのには、どのような意味があるのかご存じでしょうか。
今回の記事では、線香をあげる意味を紹介します。
▼線香をあげる意味
■心身や場の清浄化
お参りをする際、故人やご先祖様に挨拶をする前に邪気を払うという意味で、お線香をあげます。
線香の香りには心や体を清める力と、場の穢れを祓って清浄にする効果があると言われています。
邪念を取り除き、厳かな気持ちで手を合わせられるでしょう。
■仏様や故人の食物として
仏教では死者は香りを食べると考えられており、お線香の煙・ご飯・お茶の湯気を召し上がると言われています。
また宗派や地域によっては、四十九日まで絶えず線香をあげるという風習が残っていることもあります。
お通夜の夜が明けるまで線香を絶やさない「寝ずの番」も、線香に関する風習です。
■故人と心をつなげる
お線香をあげることで、煙を通じて故人と対話できるという意味もあります。
立ち上がる煙によって天上と現世をつなぐとも言われており、故人やご先祖への想いは煙に乗って届いているでしょう。
▼まとめ
線香をあげるのには、心身や場の清浄化・仏様や故人の食物として・故人と心をつなげるという意味があります。
心を込めて故人を供養するためにも、線香をあげる意味を知って正しくあげましょう。
『宗教法人香雲寺』は、佐賀にある寺として故人の霊を永く大切に供養するお手伝いを行っております。
気持ちに寄り添って、心を込めてお手伝いいたしますので、お困りの際はお問い合わせください。