葬儀に参列する際、数珠選びに悩んだ経験はありませんか。
宗派によって使用する数珠が異なるため気をつける必要がありますが、どのような種類があるのでしょうか。
そこで今回は、数珠の種類について紹介します。
▼数珠とは
数珠は、清浄な心で仏さまに手を合わせることのできる大切な法具です。
数珠の輪の中に手を通すことで、浄土の世界とつながるとされています。
葬儀や法事・お参りなどで、使用されています。
▼数珠の種類
数珠大の種類は、大きく分けて2種類の形式があります。
■本式数珠
本式念珠は「正式数珠」とも呼ばれています。
各宗派でのみ使うことができる、二重になった格式の高い数珠です。
基本的に、人の煩悩の数といわれる108の玉で造られています。
その中に親王という大きな玉がひとつ、天玉という少し小さめの玉が4つあるのが一般的です。
また宗派ごとでも珠数の数や房の形が決まっているため、葬儀に参列する際は事前に確認しておきましょう。
■略式数珠
略式数珠は全宗派共通で使える数珠で、本式数珠を簡略化した数珠であり「片手数珠」とも呼ばれます。
実用性が重視され、本式数珠のように玉の数は決まっていません。
種類が豊富で男性用と女性用で別れており、珠の大きさや色合いなどが異なります。
つけ方にも決まりがなく片手にかけるものや、指輪や腕輪のように使用するものもあります。
▼まとめ
数珠の種類は宗派ごとに決まった形の本式数珠と、宗派を問わず使える略式数珠があります。
本式数珠は宗派ごとにも種類があるため、葬儀に参列する際は事前に宗派を確認しておきましょう。
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